【マカオ2019】大人が夢を見る街「マカオ」- 観光ダイジェスト

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ドラマや映画で見た夢のような風景。
ポーカーやルーレーットで大金を手にする主人公。それを取り囲む人々の絶叫!
そんなフィクションのような風景が、実際に目の前に広がる場所があります。
西洋の話じゃありません。日本の近く、中国大陸の沿岸部の南、東洋のラスベガス、マカオです。

街の収益でラスベガスを抜き、世界一となったマカオのカジノ。
世界の観光地を模した巨大リゾートホテル群に、その夜景の数々、
旅行に非日常を求めるなら、マカオはその期待に十分答えてくれます。

マカオってどこ?

マカオは中国南部の沿岸部、香港から西へ60kmほど行ったところにあります。
かつてポルトガルの統治を受けたマカオは、中国大陸と繋がるマカオ半島側とその南側に続く島部から形成されています。
見所は、ポルトガル統治の影響を受けた西洋とアジアが融合したような、不思議な雰囲気の街並みや世界遺産の建物・料理に加え、近年は大型リゾートホテルやカジノが何より有名ですね。

マカオに行くならまず香港へ

そんなマカオへのアクセスですが香港から日帰りで行ける距離ということもあり、日本から行く場合は、空港の規模や飛行機の便数の多い香港を経由するのがおすすめです。香港旅行と一緒に、マカオにも行くイメージでしょうか。

香港エクスプレスの実力

そして、その香港へのアクセスは「香港エクスプレス」というLCCの存在でとても身近になりました。

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アジアのハブ空港の一つ香港国際空港を拠点にする香港エクスプレスは、定期的にセールを行っています。「帰りは10円セール」や「片道100円セール」などのセール時にチケットを購入すると、2万円を切る価格で往復チケットが購入できたりします(当然日程にもよりますが)。

LCCなので、預け荷物は有料、手荷物は7kg以内、機内食やドリンクも有料となりますが、シート幅はLCCの中では比較的広く感じましたし、『定時運航』を基本方針にしているため大きく時間が遅れることが、あまりありません。(過去5回の行き返りに利用し、出発・到着で大きく遅れたのは一回だけ)。
そんな香港エクスプレスを利用することで、香港へ非常に安く行くことができます。

香港エクスプレスのサイトはこちら»

世界一長い海上橋を渡ってマカオへ

そして、香港からマカオのアクセスも、2018年10月に開通した世界一長い海上橋「港珠澳大橋」によってさらに身近になりました。

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以前はフェリーのルートが主流でした。空港からバスや鉄道等で約1時間かけてフェリーターミナルへ行き、そこからフェリーに乗り換え、さらに1時間かけてマカオへ行くルート。
待ち時間も含めると片道約3時間弱、料金もバスとフェリーで220HKD~(片道約¥3,000~)かけてマカオへ行っていましたが、2018年10月に、香港とマカオを結ぶ世界一長い橋・港珠澳大橋の開通によって状況が一変しました。

香港国際空港から香港側の橋の入り口「香港口岸」へバスで向かい(約10分)、その後シャトルバスに乗り換えて45分程でマカオに到着です!
時間にして片道約1時間30分、料金にして71HKD~(日本円で約¥1,000~)で行けるようになり、非常に便利になりました。

マカオの見どころ

地図データ©2019 Google

そんなマカオですが、大まかな地図は上記の通り。
大きく分けて、中国本島と地続きのマカオ半島側と、橋でつながった南の島側の2つに分けられます。
そして大きな見どころは2か所。
世界遺産が多く残るマカオ半島エリアと、島側の中央部、大型リゾートが多数存在するコタイエリアです。

世界遺産が多く残るマカオ半島エリア

マカオ半島側は、観光名所となっている「聖ポール天主堂跡」や「セドナ広場」など世界遺産が集まるエリアで、金色に輝く蓮の花を模した「グランドリスボア」があるのもエリアです。
セドナ広場を中心に世界遺産を回りながら食べ歩きをし、ちょっとカジノをのぞいてみるというのが定番の歩き方といったところでしょうか。
香港からの橋を使ったシャトルバスが到着するのも、このマカオ半島側の北東部になります。

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    蓮の花をイメージしたグランドリスボア

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    夜のグランドリスボア

大型リゾートが点在、コタイエリア

そのマカオ半島から橋を渡った南の島、この島はさらに3つのエリアに分けられます。
北側の古い街並みも残るタイパエリア、のどかな漁村の雰囲気が残る南側コロアンエリア、
そしてマカオの大きな見どころの一つ、中央部のコタイエリア。

ギャラクシーマカオやパリジャンマカオ・ベネチアンマカオなど、カジノを含めた大型複合リゾートが複数存在し、建物の外観・内装・夜景が桁外れで、非日常を存分に楽しめるエリアです。
最近のマカオといえばこのコタイエリアをイメージする方が多いのではないでしょうか。

桁外れの夜景は一見の価値あり

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ギャラクシーマカオの夜景

そんなコタイエリアには、日が暮れかけた夕方、マカオ半島からバスに乗り向かいました。
マカオ半島側から島に向かう長い橋からは、あまり明かりが見えることもなかったのですが、橋を渡り終えて数分、見えてきました。
光の固まり、点在する大型リゾート群の凄まじい夜景が。あちこちに光の固まりが立ち上がっているためどこのリゾートに入るかついつい迷ってしまいますが、私は最初から行くところを決めていました。
カジノの面積で世界最大級を誇るザ・ベネチアン・マカオです。

ザ・ベネチアン・マカオ

外観も内装も桁外れ。大人のテーマパーク

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エスカレーターの踊り場からの風景

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    カジノへ向かう廊下

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    カジノの天井

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フードコートの様子

ザ・ベネチアン・マカオは読んで字のごとくイタリアのベネチアをモデルに設計されたホテルです。外観の夜景もさることながら、内部空間も圧巻です。
一階の入り口に入った途端に目に入る床や柱・天井の模様や素材感。照明や家具などの調度品まで「高級感」を演出する作り込みが、ただただすごいの一言です。
2Fのショッピングモールの中には、ベネチアを模した水路とゴンドラまで再現されています(内部空間なのに…)。大人のテーマパークと言ったたところでしょうか。制限なく写真をパシャパシャ撮ってしまいます。

そして、このベネチアン・マカオには、世界最大級の面積を誇るカジノがあるのです。
一階の入り口から中心に向かって真っすぐ進んだ先、スーツを着た係員が両脇に身構えたゲートを通った先に、その巨大な空間は広がっています。

大人の娯楽場カジノ

装飾が行き届いた床と天井、どこまでも続く広い空間に、所狭しと並ぶテーブルの数々。その上では、ポーカーやルーレーットやバカラが行われ、そして大金を手にする人々。いつの日かドラマや映画で見た夢のような風景が目の前に広がっています。

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プレイヤーは、中国や香港の方々がメインですが、チップに姿を変えたその掛け金が私たちの比ではありません。一番安い100ドルチップ(約¥1,400)で掛ける人々もいますが、中には高く積まれた1,000ドルチップ(約¥14,000)や10,000ドルチップ(約¥140,000)で掛ける人々が。掛けに当たった際のリターンは、同等かそれ以上に。チップに姿を変えたお金が目の前で舞ってます…。

そんな風景をしばらく眺めていると、ふと思うわけです。大金を手にする夢を見るため、私もかけてみたい(少額ですが)!そんな私がやってみたのが、ルーレットでもなく、ポーカーでもバカラでもなく、大小(だいしょう・シックボー)というゲームです。


マカオカジノについてはコチラ↓

大小(だいしょう・シックボー)という東洋的なゲーム

ノンフィクション作家、沢木耕太郎氏のユーラシア横断旅を綴った小説『深夜特急』。
バックパッカーのレジェンド本となっているこの小説の香港・マカオ編に、この大小(だいしょう・シックボー)というゲームの描写がありました。
沢木氏が旅の序盤に立ち寄ったマカオで、その面白さにどっぷりはまって何日も通いつめ、一時は旅費のほとんどをスッてしまったというこのゲーム、一度はやってみたいと思っていました。

日本でも、時代劇でよく半丁ゲームを見ますが、サイコロを使うところがどこか東洋的で似てますね。

大小ゲームの大まかなルール

・3つのサイコロの出目の合計を予想する
・出目の合計が4~10が小で、11~17が大
・ゾロ目(1.1.1や2.2.2の計6種類)は、大でも小でもなくゾロ目に分類

掛け方

大か小をメインに、奇数か偶数か、ピンポインで合計の出目(11等)、ゾロ目など他多数
当たった時の配当もまちまちですが、とりあえず「大か小」で当たると倍。

大小ゲームで夢を見る

ガラス中に転がる3つのサイコロと目隠し用の蓋。

・ディーラーが蓋をし、自動でサイコロが振られる
・プレイヤーが予想をし、掛ける
・蓋を開け結果を見る
・歓喜と悲哀
・配当をする

その繰り返しが、ずっと行われる。
テーブルの上で行われているそのルーティーンの中に自分の身を投じるタイミングを計ります。選ぶべきは最小レートが一番低く(テーブルによって最小レートがある)、出目に偏りがあるテーブル。(各テーブルには、過去10回分ほどの出目が表示された電工掲示板がある)

大か小。確率的には1/2ですが、テーブルによって偏りが出て来ます。そしてその出目に偏りがあるもの(繰り返し大か小が出ているもの)を選べば、当たる確率が高くなると考えるのが普通。そしていった偏りが生まれているテーブルには、もれなく人だかりができています。人だかりの中に割って入り、大にチップを置き、結果を待ちそして…。

 

約2時間、カジノで大小ゲームを楽しみました。

 

結果は400ドル(約¥5,600)の勝ち。

 

偏りのあるテーブルを選び、ビビりながら慎重に、ここぞという時にだけ掛けたのが良かったのかもしれません。恐らく掛ける回数が多くなれば多くなるほど外れる確率が高くなるのかなと思います。

ああ、ちょっとだけ夢を見れました。

でも、カジノに行った際は、かけすぎには十分注意しましょう!

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ちなみに…

世界一安い、ミシュラン店といわれる、ティムホーワン。
昨年、東京日比谷に上陸し、それ以来ずっと行列が続く人気店ですが、ベネチアンマカオ2Fのフードコートにも店舗があります。
コチラは行列もなく、平均的な待ち時間で同じ味を楽しめるので、興味のある方にはオススメです!!