【高湯温泉:花月ハイランドホテル】山岳×静寂×白濁湯で休養効果抜群!

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2020年7月上旬。コロナウィルスにおける緊急事態宣言は解除されたものの、県をまたぐ旅行はまだまだ当たり前にはしにくい日々が続きます。

時間を見つけては旅行に行っていた日々が、ほんの数ヶ月前まで当たり前にあったんですよね。昨年の晩秋に行ったこの温泉地も、時間を見つけて弾丸で行ったところでした。場所は福島県の高湯温泉。

『週末に行ける、人里離れた温泉』

昨年の秋にそんな都合の良い温泉地ははないかと探していたら、理想的な場所がありました!
正直行くまで存在も知らなかった場所ですが、とある温泉ブロガーさんの「東京から1泊2日で行けるおすすめ温泉チャート」から認知した場所です。

高湯温泉との出会い

『高湯温泉』は福島駅からバスで40分というアクセスの良さと、山岳エリアの人里離れた秘湯感、そして白濁したお湯の泉質という、日常を蓮れるための休養に抜群の温泉です。

箱根や草津に比べるとあまり有名ではない高湯温泉ですが、とある温泉ブロガーさんのチャート記事からその存在を知ることとなりました。

温泉ブロガーさんのチャート記事がこちら »

ホント、よくできたチャートです。

 

『電車/バスだけで行きたい』を『はい/いいえ』で答える所から始まり

『多少遠くても良い?』

『海派?/山派?』

 

等の質問に答えていくだけで、お進めの温泉地を教えてくれるという優れものです。

そんな私は、

 

『電車/バスだけで行きたい』→YES

『とにかく静かなところ』→YES

『こってり色濁に浸かりたい』→YES

 

で導き出されたのが『高湯温泉』でした。

ググってみると、出ました高湯温泉!
福島駅から市バスで西へ約40分、吾妻(あづま)連峰に囲まれた山岳の村里に、温泉併設のホテル・宿が複数点在しているようです。
そんな中から、イメージ写真・レビュー・料金等を吟味吟味で2択まで絞りました。


一つ目は「玉子湯」。
最大の特徴は、内湯・露天・足湯など7つの湯処が楽しめるというところで、
特に明治元年設立の萱葺きの湯小屋は非常に趣があかなりり魅力的です。

玉子湯 »

 

そしてもう一つが「花月ハイランドホテル」
正直名前が俗っぽいですが、2013年にリニューアルして施設・設備が非常にキレイなのと、福島県の山岳エリアにある高湯温泉の宿の中でも、一番の高台に位置するため眺望が抜群ところです。

花月ハイランドホテル »


悩みに悩んだ末、眺望が素晴らしい後者「花月ハイランドホテル」に決めました。

高湯温泉に行こう

ツアーを使って旅費を少しでも安く

旅行というのは少しでも安く行きたいものです。

今回の高湯温泉は福島駅から市バスに乗っていくため、東京から福島駅までをいかに安く行くかを考えました。

安くて便利な高速バスですが、需要と供給の関係(?)でしょうか、福島駅への便数は少なく値段もそこまで安くなかったので、結局『新幹線+宿泊セットのツアー』を検索し、新幹線の往復代+αの価格で行くことが出来るJR『えきねっと』のツアーで予約しました。

JR『えきねっと』のツアーはこちら »

福島駅から市バスで40分

当日の午後、東京駅から新幹線で福島へ向かいました。
昼過ぎまで仕事をしての出発。車内で駅弁を食べ食後に仮眠して起きたらもう到着です。東京から福島まで一時間半、新幹線はやっぱ早い!

11月下旬、新幹線から福島駅に降り立つとグッと寒さを感じます。
東北の入り口福島駅はやっぱり寒い。冬に行く場合は、上着はもちろん、ズボンの下にタイツも必須です。

ここから市バスで向かうのですが、バスの本数は非常に少ないです。一日数本のレベルなので、バスの時間に合わせて新幹線の時間を決める流れになります。

晩秋の夕刻、日が暮れ空の色が深い青色に代わっていくなか市バスが西へ西へ標高を上げて山道を登っていきます。
元々少なかった乗客が一人降り、二人降り、最後の乗客になって辺りが真っ暗になった頃、目的のバス停に到着しました。
目の前にあるホテルに向かって歩いていると、ご丁寧にホテルのおじさんが出迎えをしてくれてました。

※ちなみに15時に福島駅に到着できる方はホテルに送迎の依頼ができるそうです。

受付を済ませ、通された部屋を見てビックリしました。

これぞ休養、白濁温泉に美味しい食事

広い広い部屋と高台からの景色

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広っ!

どうやら今日(金曜晩)は部屋に少し空きがあり、ホテル側が良い部屋を用意してくれたようです。 家族で泊まってもまだ余裕があるほど広く、子供なら走り回ってる広さです。20畳はあるでしょうか。

また、角部屋なので窓も大きく二面取られていて開放感があり、部屋の角にはマッサージチェアが。うれしい驚きの連続です。

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部屋からの景色。雲海!

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吾妻連山も部屋から見える

部屋の広さに驚き、マッサージチェアを試してしばらくホッとした後は、食事前に温泉です。 ここ数年温泉付きの宿に泊まったら、到着後の『晩メシ前』と『晩飯後』、そして翌朝『朝食前』の計3回温泉に入るようになりました。

特に『晩メシ前』と翌朝の『朝食前』の男湯は結構空いてて(ほぼ独占?)気持ちよく入れますし、 3回入ることで芯から温まり、身体が回復していくような気がするんですよ。

自慢の白濁温泉へ

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白濁したお湯

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大浴場

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露天風呂

さっそく浴衣に着替えて温泉に向かいます。
この花月グランドホテルは、内湯の大浴場と露天風呂が入口・脱衣所含め別々になっています。両方一緒に入るには少し不便を感じますが、脱衣所をチラッとチェックし誰も居ない露天風呂にささっと入りました。

この色ですよ。
少し青みがかった白濁の湯は透明な湯に比べ見た目も豊かで、効能以上のものを感じさせてくれますし、秘湯に浸かっているような贅沢感が生まれ、ついつい長風呂になってしまいます。

秋田の乳頭温泉や長野の白骨温泉を思わせる泉質が、東京から一泊二日で無理なく来れる距離にあるのは非常にうれしいですね。

また、数年前に建て替えたこともあり設備も清潔でキレイです。風呂場はもちろんの事、脱衣スペースも清潔・機能的で言うことなしです。

しいて言うなら、先述の通り内風呂と露天風呂が別々の離れた場所にあり、一緒に入るのが面倒と言うとくらいでしょうか…。

ご飯も豪華で美味い

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この晩御飯!

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美味しい肉と魚

風呂から上がってしばらく部屋でホッコリした後は、もう一つの楽しみ、食事です。
正直ホテルの名前が少々俗っぽいこともあり全く期待して無かったのですが、いい方向に裏切られました。見ての通りです。

秋を感じさせるよう盛り付けられた前菜に、地のものと思われる魚に肉、ご飯はキノコを使った炊き込みご飯と、秋の福島だからこそ食べられるものを選んで作られたことがわかります。
こういうのって何だかいいですよね。

食後は一旦部屋に戻り、お腹をなじませた後、再び温泉へ。そして湯上りはお酒をのんだリ、リクライニングシートでまったりしながらテレビを見たり。贅沢な時間です。

温泉に入って、用意された美味しい食事を食べて、お酒を呑んで寛ぐ...。贅沢な時間に浸りながら寝落ちしました。

朝、少し早めに起きてさっと朝風呂へ。
そのあとは朝食です。

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この朝食!

この朝食も夕食に負けず劣らず魅力的でした。
季節柄でしょうか、温かい稲庭風うどんがあったのが印象的でした。

まとめ

都心からの距離といい、福島駅から近い山岳エリアの立地といい乳白色の泉質といい、
『週末に行ける人里離れた温泉』
に十分すぎるほど期待に応えてくれた温泉でした。

温泉地としては、まだまだ世間的に認知度が低いため、人も少なく静かですし山岳エリアに滞在する高揚感と何気ない週末に『休養』を得ることが出来る、稀有な温泉地ではないでしょうか。

コロナがもう少し落ち着いて、県をまたいだ移動が容易に出来るようになった頃に、必ず行きたい温泉地の一つです。