家具蔵の椅子アルコⅡで得た、理想のダイニング空間 【ブログ】
けして広くない部屋に、どんな椅子を買うべきか。
数年前に悩みに悩んで買ったこの椅子。中古で買って5年ほど使ってますが、かなり良いです。
もともと求めていた条件は
・基本は食事をするためのダイニングチェア
・でも食後にだらだらくつろげる要素も欲しい
・ノートPCや書き物など作業用にも使えたら最高
『そんな色々な生活行為を受け止める椅子なんてねーよ』と思っていたのですが、今のところいい感じで全ての要素を受け止めてくれます。
椅子の名前は「家具蔵」という店の「アームチェア・アルコⅡ」です。
これがアームチェア・アルコⅡ
この「アルコⅡ」という椅子、正直ネットで見たときは『ぱっとしないデザインだな』と思って候補にも挙がっていませんでした。他にもっと格好良い椅子は色々ありましたし。
しかし、実際に店舗に行って座ってみてビックリ。一気に最有力候補に躍り出て、ネットで中古を探して即購入となりました。
実際販売元の家具蔵でも、ダントツで売り上げNO.1の椅子だそうです。
その魅力とはいったい何なんでしょうか。
アームと座面の曲線で体を包み込む
この椅子に座ってみてまずビックリするのが、お尻のフィット感です。
通常座面が木で出来た椅子は硬くて座りにくかったりするのですが、この椅子はお尻の曲線にフィットするように、これでもかというくらい削りこまれているので全然痛くありません。
またアームも幅が広く背中を包み込むような曲線になっているため、しっかり身体を預けたくつろぎの姿勢が非常に取りやすいです。
人間の身体は直線の部分がなく、すべて曲線でできています。特に椅子と接するお尻なんて曲線の極み。そんなお尻や身体の曲線を受け止める椅子も曲線であるべきで、それを具現化したのがこの家具蔵の椅子と思いました。
ゆったりサイズが、くつろぎ時間を演出
作業用としてでなく、くつろぎ用としても活躍するこの椅子ですが、唯一の欠点といえばサイズ感でしょうか。今家のダイニングで座っている椅子のサイズをぜひ測ってみて下さい。恐らく40cm台のものが多いと思います。
それに対して、このアルコⅡは横幅が「59cm」もあります。はっきり言って通常の椅子より横幅がかなり大きいです。今までテーブルに椅子を2脚並べて使っていた方は、2脚並べられなくなるかもしれません。
しかし、横幅が大きいのはゆったり座るための必要条件のようです。
今までの椅子より大きくゆったり座れる分、椅子に座ってくつろぐ時間が増えたように思います。
前まで食事が終わればすぐソファーに座っていたのに、この椅子に変えてから食後もそのままだらだらと、この椅子の上で過ごすことが増えました。
「ダイニングがくつろぐためのリビングに変わった。」そんなイメージでしょうか。
確かなディテール
肘置きになるアーム。通常アームは座面の奥まであって手首まで置けちゃう長さですが、この椅子のアームはハーフサイズ。
肘が置ける程度なので、腕の重さを預けつつ椅子から立つ際は横への移動が非常にスムーズで、他のアームチェアより立ったり座ったりが断然楽です。
また、アームの高さがテーブルから少し顔を出す程度の高さなので、圧迫感がなく部屋が広く見えます。脚と脚を横につなぐ補強材が全くなく、足元もスッキリ。
この細部へのこだわりが当然価格には反映されていまが、必要な要素だけで構成されているシンプルなつくりには工芸品のような美しさを感じるほどで、その価格にも納得です(チェリー材新品で8・9万円)。
家具蔵について
家具蔵銀座店
そんなアームチェア・アルコⅡを制作している会社は「家具蔵」といいます。
伝統的な木工技術を生かし無垢材・無着色の家具作りにこだわっている会社で、東京と横浜に実店舗があるようです。
青山や銀座・吉祥寺などオシャレタウンに店舗があって正直値段も結構張りますが、つくりと素材が確かなので、納得の価格と思います。
表参道店の「中山さん」という女性が非常によくしてくれました。
家具蔵HPはこちら »
(PC・スマホ共に、ちょっと見づらい…)
まとめ
家具蔵の椅子は、ネット販売はしていません。
店舗で商品を確認をして発注し、納品まで2.3ヶ月待つといった流れになります。
また、素材によって値段と雰囲気も全然違うので、興味のある方は実店舗で要確認ですね。
ちなみに私の椅子は、チェリー材です。
新品はもっと色が明るい褐色ですが、中古で購入しすでに5年ほど経っているため、経年変化で艶のある焦げ茶色になっちゃいました。新品で買うと8・9万円だったかと思いますが、今見ると中古でもそこそこの値段がするので、新品で買っても良いと思いますよ。
家具蔵の椅子を検討されている方、こだわりの一脚を探している方の参考になれば幸いです。
…ちなみに、スツールを買った際の記事はコチラ↓
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